この記事の内容
東京から札幌まで移動する場合は飛行機が一般的で一番早く安く移動できますが、実は夜に東京を出発して翌朝に札幌へ到着できる方法があるのです。この記事では東京から札幌までの移動手段と夜行バスでの行き方を解説します。
夜行バスを使うメリットは宿泊費を抑えながら移動ができること、飛行機や新幹線は目的地に早く到着できますが、夜に到着した場合は宿泊費がかかってしまいます。東京⇔札幌間は夜行バスだけで行くことはできないですが、途中で乗り換えをすれば夜行バスのメリットを享受することができるのです。
この記事の時間と値段は筆者が記事を書いた時点のもので値段や時間は変わってる場合がありますので、ご注意ください。
東京から札幌に行く一般的な交通手段
飛行機
羽田空港もしくは成田空港から新千歳空港まで飛行機で行くことができます。
空港まではバスや電車で行くことができます。
新幹線
東京駅から新函館北斗駅までは北海道新幹線で行くことができます。札幌には新幹線がないので新函館北斗駅から札幌駅までは在来線で行くことになります。
フェリー
茨城県の大洗港から北海道の苫小牧港までフェリーで行くことができ、フェリーターミナルへは電車やバスで行くことができます。他にも仙台や青森などからも北海道行のフェリーがあります。
電車
東京駅から札幌駅までは線路で繋がってるため電車で行くこともできます。お得な切符である青春18きっぷを使う場合、岩手県と青森県の一部はJRではない区間があり青春18きっぷが使えず、青森県から北海道に行く場合新幹線を使わないと行くことができないので注意が必要です。
車
東京から札幌までは道路は繋がってないので途中でフェリーを使うことになります。茨城の大洗港、宮城県の仙台港、青森県の八戸港、青森港、大間港から北海道行のフェリーが出ています。車に乗ってる時間を長くしたいなら大間港→函館港がおすすめです。
自転車
自転車も車と同様に道路は北海道まで繋がっていないので途中フェリーを使うことになります。車と違うのは自転車を分解できるなら飛行機の機内に持ち込めるという点です。自転車の場合は飛行機かフェリーを使い行くことになります。
夜行バスで行く方法
東京から札幌まで夜行バスで行く方法
- 北海道新幹線
- 東京 19時20分→新函館北斗駅 23時29分
- 夜行バス
- 新函館北斗駅 24時34分→札幌駅 5時34分
新幹線と夜行バスの運行状況
東京駅から新函館北斗駅へは1日10往復しています
新函館北斗駅→札幌駅までの夜行バスは1日1往復、昼間も含めた高速バスは1日10便運航しています。
所要時間と料金
料金
- 東京駅→新函館北斗駅 新幹線 2万3430円
- 新函館北斗駅→札幌駅 夜行バス 4350円
- 合計 2万7780円
所要時間
- 東京駅→新函館北斗駅 4時間9分
- 待ち時間 1時間5分
- 新函館北斗駅→札幌駅 5時間
- 合計 9時間14分
距離
- 東京駅→新函館北斗駅 823㎞
- 新函館北斗駅→札幌駅 299㎞
- 合計 1122㎞
飛行機と比べた場合どちらのほうが東京を遅くに出発できるのか
- 東京駅 19時49分→品川駅 19時57分
- 品川駅 20時2分→羽田空港 20時25分
- 羽田空港 21時30分→新千歳空港 23時5分
- 新千歳空港 23時21分→札幌駅 23時54分
値段
- 東京駅→羽田空港 電車(JR+東急) 505円
- 羽田空港→新千歳空港
- 飛行機(AIR DO) 1万8550円
- 新千歳空港→札幌駅
- 電車(JR) 1150円
- 合計 2万205円
空港の搭乗手続きの時間を考えて1時間前に到着した場合でも19時49分まで東京駅を出発しなくてもいいのですが、最終便は新千歳空港到着が遅れると最終の札幌方面の電車に間に合わない可能性があるので注意が必要です。
新幹線+夜行バスと飛行機の比較
時間
- 飛行機 19時49分 東京駅発
- 新幹線+夜行バス 19時20分 東京駅発
費用
- 新幹線+夜行バス 2万7780円
- 飛行機 2万205円
利点
- 新幹線+夜行バス
- 夜行バスに乗り翌朝に札幌につくので泊まる必要がない
- 飛行機を使わない普段とは違った旅行が楽しめる
- 飛行機
- 東京をより遅い時間に出発できる
- 費用と時間が節約できる
欠点
- 新幹線+夜行バス
- 新幹線から夜行バスの乗り換えに1時間ほど待つ必要がある
- 夜行バスはホテルより疲れは取れない
- 飛行機
- 飛行機が遅延すると新千歳空港から札幌方面の最終電車に間に合わない可能性がある
- 東京→空港、空港→札幌と飛行機から電車への乗り換えが多く複雑
時間と費用を節約できるのは飛行機の方ですが、飛行機が苦手で時間と体力に余裕がある人なら新幹線と夜行バスを使った方法でもありではないかと思いました。
日本一長い夜行バス 東京→博多間との比較
時間
- 東京駅八重洲口 21時10分→博多駅 11時40分
値段
1万1000円
距離
東京駅→博多駅 1175km
東京→博多間の夜行バスは東京を21時台に出発できるものの博多到着が11時台と昼前になり早朝に到着する夜行バスがないのが欠点です。しかし、東京から岡山まで寝台列車のサンライズを利用して岡山駅で新幹線に乗り換えるとことで早朝に到着することが可能です。
東京から札幌に行くおすすめの移動手段
所要時間と値段を考えると飛行機で行くのが合理的です。
夜出発して翌朝に到着したい場合は東京→函館まで新幹線で行き、函館から夜行バスで札幌に行くのが時間がかからない方法です。
飛行機の場合は空港まで電車やバスで行く必要があり乗り換え回数が多いですが、新幹線と夜行バスを使った移動方法は飛行機と比べて乗り換え回数が少ないのもメリットです。
フェリーを使った移動は夜行バスと同じく宿泊を伴う移動で、夜行バスより宿泊環境が良くて疲れが取れるが移動に時間がかかるというデメリットがあります。時間がかかっても快適に移動したい人にはお勧めです。
札幌→東京は夜行バスで行けるのか?
東京から札幌は新幹線と夜行バスを使えば夜に東京を出発して早朝に札幌につくことができるが、札幌から東京は夜行バスで移動ができないです。
札幌から東京まで夜行バスだけで移動する手段はないので、夜行バスと新幹線を使って移動します。
所要時間
- 札幌駅 15時45分→新函館北斗駅 19時12分
- 新函館北斗駅 19時41分→新青森駅 20時38分
- 新青森駅 20時50分→青森駅 20時56分
- 青森駅 21時10分→東京駅 8時
- 合計 16時間15分
費用
- 札幌駅→新函館北斗駅 電車 9400円
- 新函館北斗駅→新青森駅 新幹線 7220円
- 新青森駅→青森駅 電車 189円
- 青森駅→東京駅 夜行バス 1万円
- 合計 2万6809円
東京→札幌に行く場合との比較
所要時間
- 札幌→東京 16時間15分
- 東京→札幌 9時間14分
費用
- 札幌→東京 2万6809円
- 東京→札幌 2万7780円
乗り換え回数
- 札幌→東京 4回
- 東京→札幌 1回
札幌→東京を飛行機で行く場合
- 札幌駅 20時3分→新千歳空港 20時28分
- 新千歳空港 21時45分 羽田空港 23時10分
- 羽田空港 23時41分→東京駅 0時22分
※飛行機の搭乗手続きに1時間かかると想定して飛行機出発1時間前に到着するような日程にしています。
費用
- 札幌駅→新千歳空港 電車(JR北海道) 1150円
- 新千歳空港→羽田空港 飛行機(ANA)
- 1万8940円
- 羽田空港→東京駅 電車(東急+JR)505円
- 合計 2万595円
飛行機と夜行バスで行く場合の出発時間
- 夜行バス 15時45分 札幌駅発
- 飛行機 20時3分 札幌駅発
早く移動したいなら飛行機、時間かかっても安く移動したい場合はフェリーで移動するのが最適だと思いました。
飛行機は料金が高いですが、所要時間が圧倒的に短く、札幌→東京間の便数が多いので最も一般的な移動手段です。
東京→札幌 札幌→東京の移動手段の比較
東京から札幌に行く場合は東京を夜に出発して札幌に翌朝到着できる夜行バスのような移動手段がありますが、札幌→東京の場合は夕方に札幌を出発しなければ翌朝に東京に到着できないのと、途中で乗り換えが多いので不便さもあり夜行バスのような移動は非現実的だと思いました。
東京→札幌の方が全体的に所要時間が短いのは、東京発の方が新幹線で移動できる距離が長いのと、首都圏は北海道に比べ乗換時の待ち時間が短いのが原因です。
東京⇄札幌間の移動はやはり飛行機が1番最適で、飛行機移動が苦手な人や時間がある人は飛行機以外の移動手段もおすすめです。
まとめ
東京→札幌まで新幹線+夜行バスで移動することで宿泊費を抑えながら移動ができることができて夜行バスのような移動ができることがわかりました。
札幌→東京の場合も同様に移動すれば翌朝に東京に到着できますが、函館⇄札幌間に新幹線がないのと、電車の本数が首都圏に比べ少ないのが原因で夜行バスのような移動は難しいです。
東京⇄札幌を移動する場合やはり飛行機が1番早く、閑散期や早めの予約をすれば飛行機でも費用を抑えられるので飛行機移動が一般的だと改めて実感しました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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