名古屋の影響力はどこまで? 中部地方の名古屋の影響力

目次

この記事の内容

東京と大阪の間にある地方である中部地方の名古屋の影響力はどれほどあるのか疑問に思ったので、東京と大阪と比較して記事を書いてみました。

  • 影響力とは
  • 名古屋の影響が一番強いのは東海地方
  • 東海地方における名古屋の影響力
  • 北陸地方における名古屋の影響力
  • 甲信地方における名古屋の影響力
  • 滋賀県における名古屋の影響力
  • 名古屋の影響力は意外と小さい?
  • 第三都市は名古屋である理由
  • 東京、大阪と比べて名古屋の影響力はどれほど?
  • まとめ

以上の内容で解説していきます。

影響力とは?

影響力とは名古屋へ進学や就職で就職したり、名古屋資本の企業が多い地域、買い物や遊びに行くのに名古屋を選ぶなどで、名古屋に行く人が多い地域を自分なりに考察してみました。

名古屋の影響力が一番強いのは東海地方

名古屋がある愛知県とその周辺の岐阜県、三重県、静岡県の東海地方は名古屋へ進学、就職で行く人が多く名古屋の影響力が一番強い地域です。

東海地方の中でも名古屋に近い、愛知県、岐阜県南部、三重県北部は特に名古屋まで電車で1時間以内に行けるので特に就職や進学で名古屋に行く人が多いです。

東海地方に置ける名古屋の影響力

愛知県、岐阜県、三重県、静岡県における名古屋の影響力ついて解説していきます。

東海3県の愛知県、岐阜県、三重県は名古屋の影響が強いです。TV局がほぼ同じ地域で、トヨタ系の工場が多かったり、名古屋に本社がある企業が多いのです。名古屋へ進学や就職で行くの人が多い地域です。

静岡県も浜松などの県西部は愛知県のすぐ隣なので名古屋の影響が強いです。名古屋資本の中日新聞を購読する人やドラゴンズファンが多い地域です。静岡市などの県中部や伊豆や熱海などの県東部は名古屋の影響力は小さく、特に県東部は名古屋より東京の影響が強いです。

三重県の伊賀地域は大阪に通勤できるほど、名古屋より大阪のほうが近いので大阪の影響力が強いです。

東海地方の中でも愛知県、岐阜県、三重県中部北部、静岡県西部は特に名古屋の影響力が強い地域といえるでしょう。

北陸地方における名古屋の影響力

福井県、石川県、富山県、新潟県の4県における名古屋の影響力を解説していきます。

北陸4県は東京、名古屋、大阪から適度に離れてる地域です。

関西の影響力

関西に近い福井や石川、富山は大阪など関西の影響が強いといえるでしょう。料理の味付けや方言、歴史的にみても名古屋がある東海や東京ある関東より関西の影響が強いといえるでしょう。2024年3月まで石川県の金沢から大阪まで直通電車が走っていたことから、関西との結びつきが強いことがうかがえます。

名古屋の影響

石川県や富山県は距離的には東京や大阪より名古屋が一番近いが、東京や大阪に行く人のほうが多いです。名古屋と北陸は岐阜を挟んで隣ですが険しい山を越えないとたどり着けないので距離以上に遠く感じます。

名古屋の中日新聞は福井、富山、石川にも発行されていて北陸各県に本社がある地元紙の次にシェアがあるので、新聞業界では名古屋の影響があります。新潟県は愛知から新潟へ飛行機の便があるほど離れてるので、同じ中部地方でも名古屋の影響はほぼありあせん。

名古屋から北陸に行く高速バスはある程度本数があるので結びつきが全くないわけではないですが、大阪や東京と比べると結びつきが小さいです。

東京の影響力

福井、石川、富山は大阪や名古屋と比べて東京まで遠いですが、北陸新幹線開業により東京へのアクセスが良くなりました。今まで遠かった東京へのアクセスが良くなったことで東京や関東からの観光客が増えて、逆に名古屋や関西から北陸直通の特急は廃止されたのでアクセスは悪くなったので北陸地方は名古屋や関西より東京と結びつきが今後強くなっていくでしょう。

新潟県は関東地方と接していて、名古屋や大阪と比べると東京のほうが近くアクセスも良いです。東京の地方出身者で一番多い県は新潟県といわれるほど新潟から東京に上京する人は多いです。

まとめ

北陸地方での名古屋の影響力は東京や大阪に比べて都市規模が小さく名古屋と北陸は険しい山で隔てられてるので、影響力が小さいです。

北陸新幹線が開業して東京→北陸のアクセスが良くなれば東京志向がより高まっていき、東海や関西の影響力は下がり東京の一極集中は加速するでしょう。

甲信地方における名古屋の影響力

長野県、山梨県における名古屋の影響力を解説していきます。

長野県は愛知県と隣接していて、愛知に近い飯田市などの南信地方や木曽地方は名古屋の影響が強いです。飯田市は県庁の長野市より名古屋のほうが近いので名古屋に行く人が多いです。南信地域はの静岡県西部や愛知県東部、木曽地域はの岐阜県東農地域や名古屋との結びつきが特に強いです。木曽地域は名古屋市の水道の水源地があるほど名古屋との結びつきが強いです。

松本や長野、上田など長野県の中信、北信、東信地域は名古屋より東京に行く人が多く東京の影響のほうが強いです。名古屋より東京のほうが距離が近いのと、新幹線や高速道路が東京方面に伸びているのが東京の影響が強い理由だと思います。

山梨県は東京に接しており名古屋と同じ中部地方ですが、完全に東京志向で名古屋の影響はほぼないです。山梨県から東京に通勤できるほど距離が近いので完全に東京の影響が強いです。

甲信地方でも長野県は南部は名古屋北部は東京の影響が強く、山梨県は完全に東京の影響が強いです。

滋賀県における名古屋の影響力

滋賀県における名古屋の影響力について解説していきます。

滋賀県は関西地方ですが、ちょうど大阪と愛知の中間に位置しており名古屋の影響もありそうに見えますが、実際は名古屋の影響は小さいです。

滋賀県と名古屋のある東海地方とは鈴鹿山脈で隔てられており、大阪、京都より行き来がしにくいです。歴史的にも、文化的にも関西寄りで就職や進学などで京都や大阪に行くことがあっても、名古屋に行くことはほぼないでしょう。

百万都市の京都は滋賀県の県庁の大津のすぐ隣なので京都との結びつきが特に強いです。

しかし米原や彦根などの滋賀県の湖北、湖東地域は距離的には大阪より名古屋のほうが近いので名古屋の影響が少しあります。米原駅から名古屋駅まで直通列車が走っており名古屋方面へ通勤する人も一定数います。湖北、湖東地域では中日新聞が発行されています。

実は滋賀県の米原は愛知県の豊橋から名古屋までとほぼ同じ距離なのです。関西地方に属しながら名古屋にも近いので名古屋の影響も多少あることがわかります。

また滋賀県には空港がないので空港を使うときは関西の空港のほかに愛知県の中部国際空港を使うこともあります。

滋賀県は関西地方で名古屋の影響はほぼないですが、米原など湖北、湖東地域では名古屋の影響が多少あります。

名古屋の影響力は意外と小さい?

名古屋の影響力が強い地域は、愛知県、岐阜県、三重県中北部、静岡県西部、長野県南信地域木曽地域

名古屋の影響力が多少ある地域は三重県伊賀地方、静岡県中部東部、福井県、石川県、富山県、滋賀県湖北地域、長野県中信地域 だと思いました。

名古屋の影響力が比較的強い地域の人口は約1281万人ほどです。

  • 愛知県 755万人
  • 岐阜県 199万人
  • 三重県(伊賀地方を除く)161万人
  • 静岡県西部(遠州地域) 131万人
  • 長野県南部(南信州、上伊那、木曽地域)35万5000人
  • 合計 1281万5000人

名古屋の影響力がある地域は主に東海地方とその周辺地域のみなので東京の影響力が強い関東や大阪の影響力が強い関西と比べると規模が小さいです。

他の都市と比べた時の影響力が及ぶ地域の人口について

  • 東京 (関東地方)   4330万人
  • 大阪 (関西2府4県)  2035万人
  • 名古屋(主に東海地方)1281万人
  • 福岡 (九州地方)   1250万人
  • 仙台 (東北地方)   840万人
  • 札幌 (北海道)    520万人  

※()は都市の影響力が及ぶ範囲を表しています。人口は都市の人口ではなく()の地域の人口です。

名古屋と福岡では都市の影響力が強い地域の人口がほぼ同じだということがわかります。名古屋は東京と大阪に挟まれてるので名古屋の影響が及ぶ地域は狭いのに対して、福岡は周りに大都市がないので九州全域に福岡の影響が及んでいます。

名古屋や大阪よりも人口の多い横浜の影響力については、横浜が東京のすぐ隣で東京のベットタウンなので横浜の影響力は小さいと考えられます。

第三都市が名古屋である理由

よく3大都市として比べられる名古屋、横浜、福岡については僕は第三都市は名古屋だと思います。その理由について解説していきます。

人口、都市圏人口の比較

  • 名古屋 人口233万人 都市圏人口 688万人
  • 横浜  人口378万人 都市圏人口 東京都市圏の一部なので横浜都市圏はない
  • 福岡  人口165万人 都市圏人口 274万人

人口では横浜が一番多いですが、横浜は東京に通勤する人が多く東京都市圏の一部で横浜都市圏は存在しないです。

名古屋は人口は横浜より少ないものの、周りの町から名古屋に通勤する都が多いので名古屋都市圏があり都市圏人口では一番多いです。

福岡は人口も都市圏人口も名古屋や横浜より小さいですが人口増加率は一番多いので成長著しい街です。

横浜は人口は多いものの東京へ通学する人が多いので拠点性に欠け、福岡は人口や都市圏人口では名古屋や横浜より規模が小さいのに対して名古屋は人口、都市圏人口ともに多く自動車産業が盛んで拠点性があるので名古屋が第三都市にふさわしいと思いました。

国土交通省が定義してる三大都市圏は東京都市圏、大阪都市圏、名古屋都市圏の3つです。つまり国の定義では第三都市は名古屋ということなのです。

東京、大阪と比べて名古屋の影響力はどれほど?

名古屋の影響力が強い地域の人口は1281万人ほどです。

  • 愛知県 755万人
  • 岐阜県 199万人
  • 三重県(伊賀地方を除く)161万人
  • 静岡県西部(遠州地域) 131万人
  • 長野県南部(南信州、上伊那、木曽地域)35万5000人
  • 合計 1281万5000人

東京の影響が強い関東地方は4330万人、大阪の影響が強い関西2府4県は2035万人に対して名古屋の影響が強い地域の人口は東京の3割ほど、大阪の6割と規模が小さいです。

中部地方でも北陸や三重県伊賀地方は大阪の影響が強く、新潟や山梨などは東京の影響が強く中部地方の中でも名古屋の影響力が強い地域は東海地方とその周辺に限られて名古屋の影響力が及ぶ地域は小さいことがわかります。

名古屋は東京と大阪いった大都市に挟まれてるので都市の規模の割に影響力が小さいのです。福岡の影響力が強い九州地方と影響力が及ぶ人口がほぼ同じなのはこのためです。

まとめ

名古屋の影響力が強い地域は主に東海地方で、名古屋は東京と大阪に挟まれてるので名古屋の影響力が及ぶ範囲は狭いです。

横浜や福岡と比べた時に第三都市にふさわしいのは人口も都市圏人口も多く自動車産業が盛んな名古屋が一番ふさわしいと思いました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • なかなか誰もこのようにまとめて頂けなかった興味深い記事で面白かったです!
    今後も期待してます!

    • コメントありがとうございます!
      初めてのコメントでとても嬉しいです!
      今後も頑張ります

コメントする

目次