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北海道最大の都市といえば札幌、北海道民の3人に一人以上の人が札幌市民であり、圧倒的に人口が多いです。
北海道第2の都市は旭川、第3の都市は函館、第4の都市は長らくは釧路でしたが、昭和後期から人口が減り続けており、2010年以降人口は苫小牧と帯広に抜かされていますが人口規模では苫小牧と帯広、釧路はほぼ同じです。
北海道第二の都市の比較はこちら

札幌や本州からのアクセスが良い苫小牧、農業大国十勝の首都・帯広、長らく北海道第4都市であった釧路の3都市を比較します。

結論を言うと「帯広」が北海道第4の都市としてふさわしいと思いました。この記事では3都市を比較してなぜ帯広が第4都市にふさわしいのか解説していきます。
各都市の特徴
苫小牧
- 苫小牧港や新千歳空港から近く、北海道の玄関口
- 札幌からも電車で1時間以内でアクセスが良い
- 苫小牧港周辺は北海道有数の工業地帯
帯広
- 農業王国・十勝の中心都市
- 豚丼やカレー、スイーツなど独自のグルメが多い
釧路
- 釧路地方の中心都市
- 阿寒湖や釧路湿原など大自然を有する
- 霧が多く夏は涼しく、冬も北海道の中では温暖
人口と面積
人口
- 苫小牧市 16万4555人 (2025年8月時点)
- 帯広市 15万9675人 (2025年8月時点)
- 釧路市 15万2542人(2025年8月時点)
面積
- 苫小牧市 561.5㎢
- 帯広市 618㎢
- 釧路市 1363㎢
人口密度
- 苫小牧市 287.5人/㎢(2025年8月時点)
- 帯広市 258.3人/㎢(2025年8月時点)
- 釧路市 111.9人/㎢(2025年8月時点)
昼夜間人口比率
- 苫小牧市 99.97% (道内23位)
- 帯広市 104.27% (道内5位)
- 釧路市 100.61% (道内16位)
帯広と釧路は十勝管内・釧路管内の中心都市なので周辺地域から通勤通学で流入する人口が多く、苫小牧は胆振管内最大の都市だが、千歳や札幌にも近いので通勤通学で流出する人口が多いことがわかる。
札幌は北海道最大の都市なので周辺から流入していそうだが、昼夜間人口比率は100.04%で道内22位で帯広や釧路より低い、札幌から周辺都市へ通勤通学する人が多いことがわかる。
昼夜間人口とは夜間人口100人あたりの昼間人口のことで100を超えてる場合は通勤通学で市内に流入する人口が多く、100を下回ってる場合は市外に通勤通学で流出する人が多いという意味です。
都市圏、管内人口と面積
都市圏とは一つの都市に経済的、社会的に結びついてる地域 管内は北海道の地域分けの区分
ここでの都市圏は統計上の都市圏ではなく実際の生活圏をもとに中心都市周辺の市町村で都市圏といわれることが多い市町村を都市圏として扱っています。
苫小牧都市圏(2025年8月時点)
- 人口 19万895人
- 面積 1355.88㎢
- 人口密度 140.79人/㎢
- 苫小牧市 16万4555人/287.5㎢
- 白老町 1万4809人/425.8㎢
- 安平町 7295人/237.2㎢
- 厚真町 4236人/405.38㎢
胆振管内 2025年7月時点
- 人口 35万9441人
- 面積 3698.08㎢
- 人口密度 97.1人/㎢
- 振興局所在地 室蘭市
胆振管内の最大都市は「苫小牧」だが、振興局所在地(県庁所在地みたいなもの)は「室蘭」に位置している。
昔栄えていたのは苫小牧より室蘭であり、その名残で振興局所在地が室蘭になっている。都市圏人口も苫小牧都市圏は約19万人に対して、室蘭都市圏約20万人と実は室蘭の方が多い。

帯広都市圏
- 人口 24万4865人
- 面積 2075.5㎢
- 人口密度 117.9人/㎢
- 帯広市 15万9675人/618㎢
- 音更町 4万2426人/466㎢
- 芽室町 1万7651人/513.9㎢
- 幕別町 2万5113人/477.6㎢
帯広都市圏は北海道の町で一番人口が多い音更町や道内で比較的人口が多い芽室・幕別があるので都市圏の人口が多い。特に音更・芽室はいまでも人口が増加傾向です。
幕別町南部の忠類地区は帯広中心地から60㎞以上離れていて大樹町や広尾町のほうが近く、十勝南部の自治体のほうが生活圏としては近いです。
幕別町忠類地区(旧忠類村)
- 人口 1362人 (2025年3月時点)
- 面積 137.54㎢
- 人口密度 9.9人/㎢
十勝管内(2025年7月時点)
- 人口 31万8715人
- 面積 1万831.55㎢
- 人口密度 29.42人/㎢
- 振興局所在地 帯広市
農業や畜産業を中心とした第一次産業が盛んな地域で日本は食料自給率が低い中、十勝地方では1300%以上の食料自給率を誇り、人口の13倍以上の約430万人の食料を賄える計算になります。また、面積も大きく岐阜県と同じくらいの面積があります。
食料自給率
- 十勝 1345%
- 北海道 198%
- 日本 38%

釧路都市圏
- 人口 17万9965人
- 面積 2961㎢
- 人口密度 60.7人/㎢
- 釧路市 15万2542人/1363㎢
- 釧路町 1万8100人/252.7㎢
- 白糠町 6941人/773.5㎢
- 鶴居村 2382人/571.8㎢
釧路は水産業と炭鉱、製紙業で栄えたがどれも衰退してしまい、1980年代から人口減少が続いています。釧路駅周辺には廃墟が多く町全体が苦戦している印象を受けます。
釧路市の飛び地部分の旧音別町地域は釧路市街地まで約60㎞、帯広市街地まで約70㎞と釧路と帯広の中間に位置してることから、十勝地方との結びつきも強い地域です。
釧路管内
- 人口 20万6267人
- 面積 5996.17㎢
- 人口密度 34.39人/㎢
- 振興局所在地 釧路市
釧路地方は釧路湿原や阿寒湖などの大自然が広がり、観光地が多いです。夏の平均気温が20℃前後と北海道の中でも過ごしやすく、避暑地にもおすすめです。

人口分析
男女別人口と比率
- 苫小牧市 男 8万884人 /女 8万3671人
- 49.15% 50.85%
- 帯広市 男 7万6120人 / 女 8万3555人
- 47.6% 52.4%
- 釧路市 男 7万1083人 / 女 7万9904人
- 46.5% 53.5%
外国人人口と比率
- 苫小牧市 1682人/0.01%
- 帯広市 1608人/0.01%
- 釧路市 1465人/0.009%
年齢構成
- 苫小牧市
- 帯広市
- 釧路市
年少人口と比率(0~14歳の人口)
- 苫小牧市 1万7816人(10.83%)
- 帯広市 1万6865人(10.6%)
- 釧路市 1万3316人(9.5%)
生産年齢人口と比率(15~64歳の人口)
- 苫小牧市 9万5776人(58.2%)
- 帯広市 9万3377人(58.5%)
- 釧路市 8万3838人(58.5%)
老年人口と比率(65歳以上の人口)
- 苫小牧市 5万963人(30.97%)
- 帯広市 4万9746人(30.9%)
- 釧路市 5万5298人(32.0%)
3都市とも男女比では情勢のほうが数%多く、 釧路が若干高齢者の割合が多い以外で、外国人人口の割合や年齢別人口の割合も大きな差はないと感じました。
交通網
中心駅の1日当たりの乗降者数
- 苫小牧駅 5982人/日(2023年)
- 帯広駅 3184人/日(2019年)
- 釧路駅 1954人/日(2019年)
苫小牧駅は乗降者が多く札幌や空港や港など交通の要所に近いことが影響しています。
次いで多いのが帯広駅で札幌方面の特急の本数が多くアクセスが良いです。
釧路駅は鉄道の他に飛行機や夜行バスでも札幌方面に行けるので利用者数が少なめです。
中心駅の乗り入れ路線数
苫小牧駅
- 3路線
- 室蘭本線(室蘭⇔岩見沢)
- 千歳線 (新千歳空港・札幌方面)
- 日高本線(苫小牧⇔鵡川 鵡川以遠はバス)
特急停車
- 特急北斗(札幌⇔函館)
- 特急すずらん(札幌⇔室蘭)
苫小牧駅は3路線が通り、札幌方面や道央~道南方面を結ぶ要衝になっています。
日高線の廃止区間もバス代行になっておりバスを使えば日高地方へのアクセスもいいです。


帯広駅
- 1路線
- 根室本線(新得⇔根室)
特急停車
- 特急とかち (札幌⇔帯広)
- 特急おおぞら (札幌⇔釧路)
乗り入れ路線は1路線だけだが、十勝地方の中心駅としての役割をもっています。

釧路駅
- 2路線
- 根室本線(新得⇔根室)
- 釧網本線(釧路⇔網走)
特急停車
- 特急あおぞら (札幌⇔釧路)
札幌・帯広方面の特急と根室・オホーツク方面の電車が乗り入れる道東の拠点駅です。

駅の拠点性
苫小牧駅>釧路駅>帯広駅
苫小牧駅は乗り入れ路線が多く道央~道南方面、飛行機や船で本州方面へのアクセスもいいです。
釧路駅も乗り入れ路線が多く、帯広・根室・オホーツク方面へアクセスが良く、道東の拠点駅。
帯広駅は札幌⇔釧路間の電車の停車駅で十勝地方以外へのアクセスはあまりよくないです。
駅の数
- 苫小牧市 7駅
- 帯広市 3駅
- 釧路市 7駅
札幌と東京までの距離と最短の所要時間
苫小牧市
- 札幌 65㎞ 電車 44分
- 東京 870㎞ 飛行機+電車 4時間20分
帯広市
- 札幌 197㎞ 電車 2時間32分
- 東京 1049㎞ 主に飛行機 3時間57分
釧路市
- 札幌 303㎞ 飛行機+バス 3時間10分
- 東京 1175㎞ 主に飛行機 4時間2分
大都市への距離は苫小牧からのアクセスが良いです。苫小牧港や新千歳空港にも近く東京だけでなく全国各地へのアクセスもいいです。
3都市とも近くに空港があり東京への直行便も出ているので東京への所要時間はほぼ変わらないですが、新千歳⇔羽田・成田行きの便は多く苫小牧のほうがアクセスが良いです。
釧路から札幌に行く場合でも飛行機を利用したほうが一番早く、北海道の広さを実感します。
高速のICの数
- 苫小牧市 6か所
- 帯広市 3か所
- 釧路市 4か所
空港までの距離と最短所要時間
- 苫小牧市 新千歳空港 23km/電車で28分
- 帯広市 帯広空港 24㎞/バスで46分
- 釧路市 釧路空港 19km/バスで46分
新千歳空港は北海道の玄関口として国内線、アジア路線が多く、帯広と釧路は小さめな地方空港で主に東京行の便が発着しています。

産業
年間商品販売額
- 苫小牧市 2151億200万円(2020年)
- 帯広市 2609億円(2020年)
- 釧路市 1802億円(2020年)
財政力指数
- 苫小牧市 0.78
- 帯広市 0.60
- 釧路市 0.45
市内総生産/一人当たり(GDP)
- 苫小牧市 7327億円/430万7137円(2020年)
- 帯広市 6919億円/416万6992円(2019年)
- 釧路市 5745億円/350万8161円(2021年)
工業生産額
- 苫小牧市 1兆68億円(2023年)
- 帯広市 1646億円(2022年)
- 釧路市 2385億円(2022年)
苫小牧市は札幌を上回り、全道1位の工業生産額を誇り北海道の22%を占める、釧路市も苫小牧、札幌に次ぐ前同3位の工業生産額である。
農業生産額
- 苫小牧市 3億3500円(2022年)
- 帯広市 236億2200万円(2024年)
- 釧路市 11億7200万円(2021年)
帯広市が圧倒的に高いのは帯広含む十勝地方が日本有数の食料供給地域で農業や畜産業が盛んだからです。
3都市を比較すると工業生産額では苫小牧、農業生産額では帯広と各都市に特徴が表れています。
店舗数
スーパーの数
- 苫小牧市 24件
- 帯広市 26件
- 釧路市 25件
3都市ともスーパーの数はほぼ同じです。帯広にはダイイチや福原などご当地スーパーが多いです。

コンビニの数
- 苫小牧市 102店舗
- 帯広市 87店舗
- 釧路市 96店舗
ショッピングセンターの数
- 苫小牧市 4店舗
- 帯広市 8店舗
- 釧路市 4店舗
帯広が藤丸と長崎屋が2023年に閉店したものの、他の都市の倍の数ショッピングセンターがあります。苫小牧と釧路には郊外に大きなイオンモールがあるのが特徴で駅前よりにぎわっています。
飲食店の数
- 苫小牧市 909店舗
- 帯広市 1367店舗
- 釧路市 1231店舗
ホームセンターの数
- 苫小牧市 12店舗
- 帯広市 8店舗
- 釧路市 8店舗
家電量販店の数
- 苫小牧市 5店舗
- 帯広市 7店舗
- 釧路市 4店舗
書店の数
- 苫小牧市 9店舗
- 帯広市 6店舗
- 釧路市 12店舗
学校数
幼稚園・保育園の数
- 苫小牧市 61施設
- 帯広市 63施設
- 釧路市 73施設
小学校の数
- 苫小牧市 23校
- 帯広市 26校
- 釧路市 25校
中学校の数
- 苫小牧市 15校
- 帯広市 14校
- 釧路市 15校
高校の数
- 苫小牧市 7校
- 帯広市 8校
- 釧路市 8校
大学の数
- 苫小牧市 2校
- 帯広市 1校
- 釧路市 2校
偏差値高い高校
- 苫小牧市 私立 駒沢大付属苫小牧 偏差値65
- 帯広市 公立 帯広柏葉高校(普通科) 偏差値66
- 釧路市 公立 釧路湖陵高校(理数科) 偏差値68
偏差値高い大学
- 苫小牧市 私立 北洋大学 偏差値44
- 帯広市 国公立 帯広畜産大学 偏差値53
- 釧路市 国公立 北海道教育大釧路校 偏差値48
病院数
病院数
- 苫小牧市 13か所
- 帯広市 18か所
- 釧路市 22か所
病床数/人口1万人当たり
- 苫小牧市 2389床/145.1床
- 帯広市 3216床/201.4床
- 釧路市 3292床/210.82床
医師数/人口1万人当たり
- 苫小牧市 364人/22.1人
- 帯広市 488人/30.5人
- 釧路市 373人/24.4人
病院・病床数では釧路が充実していて次いで帯広が充実しています。釧路と帯広は釧路地方、十勝地方の中心として病院数が多く充実しているのに対して、苫小牧は札幌に近いので病院数が少なめなのかもしれません。
企業
事業者数
- 苫小牧市 5026事業所
- 帯広市 8475事業所
- 釧路市 7989事業所
上場企業数
- 苫小牧市 2社
- 帯広市 1社
- 釧路市 0社
最低賃金
- 北海道 1075円 2025年10月時点
3都市とも北海道なので最低賃金は同じ
家賃相場(中心駅から徒歩10分圏内で1K)
- 苫小牧市 4.6万円/月
- 帯広市 4.4万円/月
- 釧路市 4.5万円/月
高さ50m以上の建物
- 苫小牧市 1棟
- 帯広市 1棟
- 釧路市 0棟
高さ最大の建物
- 苫小牧市 苫小牧市庁舎 54.7m
- 帯広市 ザ・タワー帯広 59.62m
- 釧路市 生涯学習センターまなぼっと 48.8m
釧路市立釧路総合病院の新棟が建設中で2027年度に完成予定です。完成すれば高さ55.2mとなります。
歴史
過去の人口
人口のピーク
- 苫小牧市 17万4469人(2013年)
- 帯広市 17万3030人 (2000年)
- 釧路市 22万7234人 (1980年)
市制施行日
- 苫小牧市 1948年4月1日
- 帯広市 1933年4月1日
- 釧路市 1922年8月1日
人口のピークと市制施行日を見ると釧路は古くから栄えて北海道第4都市として君臨していた
将来性
将来の人口予想

過去~現在~未来の人口推移

苫小牧の躍進と順当な帯広、衰退の釧路
戦前から高度経済成長期にかけて釧路は3都市の中で一番大きな都市で、特に戦前は旭川より人口が多く道内有数の都市だった、しかし炭鉱、遠洋漁業、製糸業の衰退で人口を大きく減らし街は衰退しているのが現状である。
帯広は農業大国十勝の中心都市として順調に成長している印象である。帯広ならではのスーパーや飲食店も多く独自の文化も発達している
苫小牧は戦前は3都市の中で一番人口が少なかったが、新千歳空港や苫小牧港の開港により北海道の玄関口として栄えて工業の街として戦後に栄えて人口の増やして帯広・釧路を上回る人口になっています。
観光
観光地としてみるなら「釧路>帯広>苫小牧」だと思います。

年間観光客数(2023年)
- 苫小牧市 約430万人
- 帯広市 約680万人
- 釧路市 約520万人
釧路が観光資源が多い理由
日本最大の湿地である釧路湿原や阿寒湖など自然が豊富で多様な野生動物も生息している。流氷で有名な網走方面との接続もいいので観光しやすいのが特徴です。北海道らしい大自然を満喫できる観光地が多い。
帯広
豚丼やカレーなどのグルメや六花亭や柳月などのご当地スイーツが多く、食に魅力がある。札幌からのアクセスも比較的良く程よく観光地もあるのが観光客数の多さにつながっている。
苫小牧
交通の要衝で本州や札幌方面からのアクセスは抜群だが、帯広や釧路に比べ観光資源が少なく、工業都市のイメージが強い。


立地の苫小牧、グルメの帯広、大自然の釧路
苫小牧は苫小牧港、新千歳空港や札幌に近いのでアクセスが良く、日帰りで観光しやすいのが特徴です。
帯広は豚丼やインデアンカレー、スーツなどご当地グルメが多く食べ歩きにおすすめ!
釧路は釧路湿原や阿寒湖など北海道らしい大自然を満喫できるのが特徴、個人的に北海道らしい大自然がある釧路が好き!

知名度
苫小牧・帯広・釧路の3都市の中で知名度は「釧路>帯広>苫小牧」だと思いました。
釧路が一番知名度高い理由
観光資源と歴史
釧路湿原や阿寒湖など北海道を代表する観光地があり、大自然が多く観光資源に恵まれているのと、戦後道東の中心都市として栄えた都市として知られているのが理由です。
帯広
帯広は農業と畜産が盛んな十勝地方の中心として知られていて、豚丼やカレー、スイーツなどグルメが豊富なのが特徴だが、釧路と比べると観光地としての知名度が低いです。
苫小牧
苫小牧は港や空港が近く札幌や本州からのアクセスが良いが、工業都市なので観光資源が少なくあまり知られていない、港や空港に来ても苫小牧をスルーする人が多いのが現状。
知名度は観光地として魅力的かに左右されがちで工業都市の苫小牧は不利に働いたと思われます。
駅前の都会度
駅前の都会度は「苫小牧>帯広>釧路」だと感じました。
交通の要衝「苫小牧」
苫小牧駅前には2013年に閉業した商業施設の立て壊しがされないまま放置されいて駅前に大きな廃墟がある状況ですが、駅直結の商業施設のドン・キホーテはある。
新千歳空港や苫小牧港に近く道外へのアクセスも良く、道内も札幌方面、岩見沢、道南、日高方面へのアクセスが良くて、北海道有数の交通の要衝として栄えています。
再開発進む「帯広」
帯広は苫小牧や釧路より交通の要衝としては弱いが、駅前も藤丸と長崎屋が2023年に閉業しましたが、建て替えのめどが立っているので2都市と比べて駅前に廃墟が少なく3都市の中で最も再開発が進んでいます。
レトロな雰囲気「釧路」
駅舎や駅前を見ると釧路はレトロな雰囲気が漂っています。レトロといえば聞こえはいいが、駅自体が古く再開発されてないのでかつて栄えていた街という印象です。
釧路駅前に廃墟が多いの昭和時代に栄えていたがその後の人口減少で空きテナントが増えてそのまま放置されているためであり、街に悲壮感が漂っています。






まとめ

様々な項目を比べてみると帯広が上回っている項目が多く、人口規模、将来人口、拠点性をみて第4都市は帯広だと思いました。3都市の中で人口は苫小牧に次ぎ2番目だが、総合力で判断すると帯広のほうが上回る項目が多かったです。
人口や駅周辺の発展度合いは苫小牧に劣るが、観光地、店舗数、病院の項目では帯広が上回り、札幌に近い苫小牧より道東最大の都市帯広のほうが札幌から適度に離れてる分拠点性もあると感じました。

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